屡立(読み)しばたつ

精選版 日本国語大辞典 「屡立」の意味・読み・例文・類語

しば‐た・つ【屡立】

〘自タ四〙
① 音などがしきりに起こる。
万葉(8C後)二〇・四四六〇「堀江漕ぐ伊豆手の船の楫つくめ音之婆多知(シバタチ)ぬ水脈早みかも」
② 波などがしきりに起こり立つ。
※二度本金葉(1124‐25)恋上「島風にしばたつ波の立かへり恨みても猶たのまるる哉〈藤原惟規〉」

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