屈果(読み)くんじはつ

精選版 日本国語大辞典 「屈果」の意味・読み・例文・類語

くんじ‐は・つ【屈果】

〘自タ下二〙 (もと「くっしはつ」と促音で発音されたものを撥音で表記したもの) すっかりふさぎこむ。非常に気がめいる。
蜻蛉(974頃)中「わがひとりのをれ物にて、むかひゐたれば、むげにくんじはてにたりとみえけむ」

くし‐は・つ【屈果】

〘自タ下二〙 すっかりふさぎこむ。まったく気落ちがする。
※蜻蛉(974頃)下「くしはてにたるところにつけて見ゆるならんかし」

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