尿素サイクル(読み)ニョウソサイクル

デジタル大辞泉 「尿素サイクル」の意味・読み・例文・類語

にょうそ‐サイクル〔ネウソ‐〕【尿素サイクル】

オルニチン回路

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化学辞典 第2版 「尿素サイクル」の解説

尿素サイクル
ニョウソサイクル
urea cycle

オルニチンサイクルともいう.一般に,アンモニア細胞に蓄積することは有害である.水生無脊椎動物や硬骨魚は,エラを通してアミノ酸分解によって生じたアンモニアを排出するが,ほ乳動物は尿素サイクルにより尿素にかえてから排出する.アンモニアは二酸化炭素およびATPとともにまずリン酸カルバモイルを形成し,ついで尿素サイクルに組み込まれる.この反応結果,尿素1 mol生成に対して3 mol のATPが消費される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「尿素サイクル」の解説

尿素サイクル

 オルニチン回路,オルニチンサイクル,クレブス-ヘンセライト回路,クレブス-ヘンセライトサイクル,クレブス-ヘンセライト尿素回路などともいう.哺乳類などでアンモニアやアミノ化合物に由来する窒素を代謝して尿素を合成する回路.

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法則の辞典 「尿素サイクル」の解説

尿素サイクル【urea cycle】

オルニチンサイクル*に同じ.

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