尾の無い狐(読み)おのないきつね

精選版 日本国語大辞典 「尾の無い狐」の意味・読み・例文・類語

お【尾】 の 無(な)い狐(きつね)

① 人、特に、女をだます者。
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵一六「文字通り尾のない狐なる女工募集人に、限りない反抗の矢を放ってゐるではないか」
② (男をだまし迷わせるところから) 芸者娼婦をいう。〔新時代用語辞典(1930)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android