精選版 日本国語大辞典 「尽果」の意味・読み・例文・類語
つき‐は・てる【尽果】
〘自タ下一〙 つきは・つ 〘自タ下二〙 全く尽きる。すべてなくなってしまう。たえはてる。
※宇津保（970‐999頃）菊の宴「ことの葉もなみだもいまはつきはててただつれづれとながめをぞする」
※源氏（1001‐14頃）松風「親たちもげにことわりと思ひなげくに、中々、心もつきはてぬ」
つくし‐は・つ【尽果】
〘他タ下二〙 すっかりつくす。すっかり出しきる。
※竹取（９Ｃ末‐１０Ｃ初）「海山の道に心をつくし果、ないしのはちの涙ながれき」
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