尻掛村(読み)しりかかりむら

日本歴史地名大系 「尻掛村」の解説

尻掛村
しりかかりむら

[現在地名]糸魚川市山本やまもと

川原かわら村の南、虫川むしかわ村の東にあたり、ひめ川岸集落が段段にならぶ。元禄郷帳には大谷内おおやち村枝郷とあるが、川原村を親村とする。万治元年(一六五八)八月一八日付の清崎城代家老滝清左衛門の通達で、独立村とされ、村高四七石九斗余・取米一一石二斗余、小役銀に夫銀・雪たれ取かえ・足役・名子役・荏・胡麻がある。この時に親村の川原村と山境を決め、集落に近い前山は尻掛村分、奥は両村の入会とした(糸魚川市史)。延宝五年(一六七七)今井いまい谷全体の山手米は三〇石二斗であったが、それまでこれを負担していなかった尻掛村も九斗負担することとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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