小間取・駒取(読み)こまどり

精選版 日本国語大辞典 「小間取・駒取」の意味・読み・例文・類語

こま‐どり【小間取・駒取】

〘名〙
左右に分かれて勝負事などをする時、右に一・三・五番目の人、左に二・四・六番目の人というように座を入れ違いに組み合わせること。また、そのすわり方。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「少将・良佐・殿の君だちところを五所づつ、こまどりにとりて」
※浮世草子・魂胆色遊懐男(1712)五「ちいさい時分聞おぼへ、駒(コマ)取草履かくしの、哥の末にもうたひながしけん
③ 子取(ことり)などの遊戯をするとき子どもがはやすことばの拍子。こまどり拍子。〔俚言集覧(1797頃)〕

こま‐ど・る【小間取・駒取】

〘他ラ四〙 人数小間取り①に分配する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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