小田部古墳(読み)おだつべこふん

日本歴史地名大系 「小田部古墳」の解説

小田部古墳
おだつべこふん

[現在地名]市原市小田部 向原

村田むらた川の支流神崎かんざき川流域の台地上に所在し、円墳五基から構成される小田部古墳群中の一基。昭和四三年(一九六八)の墳丘調査、同六一年の周溝の再調査があり、墳丘径二一メートル・周溝外径二七メートルの円墳で、墳丘中央部の木棺から碧玉質管玉三点・ガラス丸玉六四点以上・ガラス小玉二一八点以上が出土、また墳頂部から東海系の土師器高坏数個体分が検出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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