小瀬戸郷(読み)こせどごう

日本歴史地名大系 「小瀬戸郷」の解説

小瀬戸郷
こせどごう

[現在地名]長崎市小瀬戸町・木鉢町きばちまち

木鉢村の南西、長崎浦口の北岸にあたる。江戸時代は幕府領長崎代官支配で、元禄国絵図に小瀬戸と記される。漁業集落で、小瀬戸浦ともみえ、地内に遠見番所が置かれた。享和二年(一八〇二)の長崎絵図では小瀬戸として浜地家屋が並び、西手に中番所および遠見とある。また沖合の子ツミシマが描かれる。文政七年(一八二四)には「浦上村淵小瀬戸浦」とみえる(長崎代官記録集)。嘉永二年(一八四九)小瀬戸浦の漁師平次郎の倅が密売にかかわり、入牢のうえ吟味を受けた(口書集)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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