小波本御嶽(読み)くばんとうおん

日本歴史地名大系 「小波本御嶽」の解説

小波本御嶽
くばんとうおん

[現在地名]石垣市登野城

登野城とのしろ集落の北東部、石垣第二中学校の北側に位置する。クバントゥオンという。御嶽全体がアコウガジュマルクロツグなどの雑木の生茂る森となっている。入口には鳥居などの建造物はなく、周辺は草が払われ、海砂やウル(枝サンゴなどの小破片)を敷いた形跡がみられる。その奥に約五〇平方メートルほどの小さな神庭があり、ここにも海砂やウルが敷かれているが、建造物はない。神庭の奥には石垣が積まれ、中央部分は開けられており、そこにサンゴ石を整形した高さ約三〇センチ・直径二十数センチの香炉が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android