小梁川遺跡(読み)こやながわいせき

日本歴史地名大系 「小梁川遺跡」の解説

小梁川遺跡
こやながわいせき

[現在地名]七ヶ宿町 渡瀬

渡瀬わたらせ集落北西白石しろいし川の河岸段丘に立地する縄文時代前期から中期にかけての遺跡。南北四〇〇メートル、東西一五〇メートルに及ぶ。七ヶ宿ダムの建設により水没することになったため、昭和五六―五八年(一九八一―八三)に発掘調査が行われた。その結果、縄文前期の住居跡九、中期が一七、埋設土器遺構二四基、フラスコ状土壙一三〇基が検出され、縄文土器をはじめ土偶・耳飾・石器など多数の遺物が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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