小曾原村(読み)おぞはらむら

日本歴史地名大系 「小曾原村」の解説

小曾原村
おぞはらむら

[現在地名]宮崎村小曾原

西方はじよう山、西南若須わかす岳、南東おにヶ岳に囲まれた小盆地に位置する。枝村西にし村・下野しものがある(越前国名蹟考)。慶長三年(一五九八)九月の越前府中郡在々高目録に小曾原村七七五・四六六石とあり、先高七〇〇石余・出分七三石余。同一一年頃の越前国絵図では「山干飯下之郷」に含まれ、村名は正保郷帳にのみ「小僧原村」と表記される。初め福井藩領、元禄一〇年(一六九七)高森藩領、享保五年(一七二〇)以降幕府領

元禄一六年一二月の村々大差出帳樫津組(田中家文書)によると、田方五七六石余・三五町一反余、畠方一九九石余・一四町一反余、家数九三、うち本百姓五一・水呑四二、人数四六四、ほかに大工一・木こり二・桶屋一・室屋一・鍛冶屋一、馬三四匹。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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