小川治兵衛(読み)おがわ じへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川治兵衛」の解説

小川治兵衛 おがわ-じへえ

1860-1933 明治-昭和時代前期の造園家。
万延元年4月5日生まれ。明治10年小川家の養子となり,7代治兵衛をついで「植治」と称した。斬新(ざんしん)な日本庭園を数おおく手がけた。代表作碧雲(へきうん)荘,無鄰庵(むりんあん),清風荘などがある。昭和8年12月2日死去。74歳。山城(京都府)出身旧姓山本

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小川治兵衛の言及

【庭園】より

…さほど広くない敷地をうまく使って東山を借景(しやつけい)とし,疎水からひいた流れが芝生の間をぬっている。施工にあたった小川治兵衛(植治)は,その後,南禅寺近辺に野村碧雲荘,住友別邸などの庭園をつくった。植治の流れは岩城亘太郎に受け継がれている。…

※「小川治兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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