小佐久村(読み)おざくむら

日本歴史地名大系 「小佐久村」の解説

小佐久村
おざくむら

現羽村市の北部に比定される室町期の村。「風土記稿」の羽村の項に小名として小作おざくがみえ、現在JR青梅線小作駅などの名に継承されている。応永二五年(一四一八)一一月一一日、三田安芸太郎入道勝千が宝林ほうりん(現青梅市)の庵主梵秀へ銭一貫五〇〇文で「杣保長淵郷小佐久村の内しはたやしき」を売渡しており(「三田勝千売券」宝林寺文書)、小佐久がそま長淵ながぶち郷に属していたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android