小串砲台跡(読み)こぐしほうだいあと

日本歴史地名大系 「小串砲台跡」の解説

小串砲台跡
こぐしほうだいあと

[現在地名]岡山市小串

文久三年(一八六三)まる山の東端にあたる最高部(標高三〇メートル)に設置された砲台。幕末の攘夷運動の高揚のなかで岡山藩が海防強化のため城下への入口にあたる小串に置いた砲台で、起工は六月中旬、完成は一〇月下旬。砲床二ヵ所・臼砲一ヵ所・弾薬倉二・砲具蔵一・兵士休息所などが配置された(「小串御台場御建物目録」池田家文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android