射通(読み)いとおす

精選版 日本国語大辞典 「射通」の意味・読み・例文・類語

い‐とお・す ‥とほす【射通】

〘他サ五(四)〙
① 矢を射て目標を貫く。射抜く。
出雲風土記(733)島根「闇鬱(くら)き窟(いはや)なるかも、と詔(の)りたまひて、射通(いとほし)坐しき」
② (光線などが)物体を貫く。
幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉「樹の高からぬのと秋の日の射透すので〈略〉怖しい感じが少ない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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