射獣の(読み)いゆししの

精選版 日本国語大辞典 「射獣の」の意味・読み・例文・類語

いゆしし‐の【射獣の】

射られた獣が、苦しみ、死ぬという意味を込めて、「心を痛み」「行きも死なむ」にかかる。
万葉(8C後)九・一八〇四「闇夜なす 思ひ迷(まと)はひ 所射十六乃(いゆししノ) 心を痛み 葦垣の 思ひ乱れて」

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