化学辞典 第2版 「対称心」の解説
対称心
タイショウシン
center of symmetry
点群,空間群の要素である反転対称の中心.ある構造に対して反転操作をほどこしたときにもとの構造と一致する場合,その構造は反転対称であるといい,その中心を対称心とよぶ.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
点群,空間群の要素である反転対称の中心.ある構造に対して反転操作をほどこしたときにもとの構造と一致する場合,その構造は反転対称であるといい,その中心を対称心とよぶ.
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…結晶構造がn回回反対称をもつとき,その結晶格子はn回回転対称をもたねばならないことが容易に証明されるから,回反の場合のnも結晶学的制限に従い,それらを,,,,で表す。図11で示すは反転そのものであり,この対称要素は対称心とよばれる。
[鏡映対称]
また図形がをもつと,それは反転の点を通って回反軸に垂直な面の側の図形の部分が,他の側の部分をその面で映したような関係になっているので,その対称要素は鏡映面とよばれ,この場合はの代りに鏡mirrorのmで表す。…
※「対称心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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