対中国政府開発援助(読み)たいちゅうごくせいふかいはつえんじょ

知恵蔵mini 「対中国政府開発援助」の解説

対中国政府開発援助

日本が1979年から開始した、中国の経済開発を支援する政府開発援助(ODA)。発電所や空港道路などの大型経済インフラや、環境・医療分野のインフラ整備、人材育成などを通じて経済成長を支援した。また、日中関係の柱として両国の民間経済関係の進展などにも寄与してきた。支援金は有償資金協力無償資金協力、技術協力を含め、総額3兆円以上にのぼる。中国の経済成長に一定役割を果たしたと見なした日本政府は、同国向けのODAについては2018年度で終了する旨を表明した。次年度以降は対等な立場として、途上国支援などで連携を図る「開発協力対話」を立ち上げる予定になっている。

(2018-10-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報