富田中間村(読み)とみたなかまむら

日本歴史地名大系 「富田中間村」の解説

富田中間村
とみたなかまむら

[現在地名]西脇市富田町とみたちよう

西田井にしだい村の南、杉原すぎはら川中流域東岸に位置する。単に中間村とも称した。また富田村ともいい、嘉永七年(一八五四)より富田村を正称としたという(多可郡誌)。慶長国絵図には中間村と記載される。寛永一六年(一六三九)幕府領(兵庫県史)正保郷帳・旧高旧領取調帳でも幕府領。正保郷帳には富田と肩書された中間村がみえ、田方一八三石余・畑方一八石余、「山役有」と注記される。延宝五年(一六七七)検地帳(笹倉家文書)では高一九六石余・反別一三町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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