富田(山口県)(読み)とんだ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「富田(山口県)」の意味・わかりやすい解説

富田(山口県)
とんだ

山口県中東部、周南(しゅうなん)市の一地区。合併による周南市成立(2003年4月)以前は新南陽市の中心地区。国道2号が通じる。JR山陽本線新南陽駅があるが、この駅は1980年(昭和55)周防(すおう)富田駅が改名したものである。旧都濃(つの)郡富田町。中世東大寺領近世には徳山毛利(もうり)藩領となり、山陽道沿いの新町市場町として栄えた。沿岸部は周南石油化学コンビナートの一環を形成している。永源山公園があり、公園内には周南市郷土資料館などがつくられている。

三浦 肇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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