富士庄(読み)ふじのしよう

日本歴史地名大系 「富士庄」の解説

富士庄
ふじのしよう

富士郡内にあったと考えられる京都長講堂領の庄園。比定地は未詳。建久二年(一一九一)一〇月の長講堂領目録(島田文書)に、後白河法皇の持仏堂である長講堂領のうち課役を免除された庄々のうちに「富士」とある。法皇没後、長講堂領は娘の宣陽門院に伝領され、貞応三年(一二二四)以後と推定される宣陽門院領目録(同文書)には庁分のうちに駿河国富士庄とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android