密雪(読み)みっせつ

精選版 日本国語大辞典 「密雪」の意味・読み・例文・類語

みっ‐せつ【密雪】

〘名〙
① こまかい雪。
江都督納言願文集(平安後)一・仁和寺北院供養願文「微霰零密雪下。暗飛薝蔔之花」 〔謝恵連‐雪賦〕
② 深く積もった雪。
慶長見聞集(1614)一「此竹瓦の徳興おほし。夏は急雨によろし。瀑布の声有。冬は密雪によろし。砕玉の声有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「密雪」の読み・字形・画数・意味

【密雪】みつせつ

びっしり積もった雪。宋・王禹〔黄岡竹楼記〕夏は雨に宜しく、瀑布(ばくふ)の聲り。は密に宜しく、碎玉の聲り。

字通「密」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報