寄縋(読み)よりすがる

精選版 日本国語大辞典 「寄縋」の意味・読み・例文・類語

より‐すが・る【寄縋】

〘自ラ五(四)〙
① 寄り添ってすがる。すがりつく。
日本橋(1914)〈泉鏡花二八「葛木に寄縋って、一石橋から来たお千世が」
② 力として頼む。ただひたすらに頼りとする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉二〇「此老人の親切なるこそ幸福なれ頼(ヨ)り縋りて何になり身の落着たのまんに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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