家事男(読み)カジダン

デジタル大辞泉 「家事男」の意味・読み・例文・類語

かじ‐だん【家事男】

多く「カジダン」と書く》家事に積極的に取り組む男性。家事を上手にこなす男性。

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知恵蔵mini 「家事男」の解説

家事男

家事に興味がある、または家事に積極的に取り組む男性のこと。「家事男子」の略で、読みは「かじだん」「かじめん」の二つがある。電気機器・家電製品メーカー「ミーレ・ジャパン株式会社」(東京都目黒区)が2014年5月に行った既婚男女1000人に対する調査では、家事に参加する男性は約6割で、週末・休日に掃除機をかける男性は42.6%。「やる時は徹底的にきれいになるまで掃除する」との回答は女性より男性のほうが多かった。その背景として、日本では1980年代まで専業主夫世帯が中心だったが、97年以降は共働き世帯の方が多くなっていること、また晩婚化が進み一人暮らし歴の長い男性が増えたことから家事に抵抗の少ない・興味のある男性が多くなったことなどから、夫婦で家事を分担すべきとの風潮が強まっていることが挙げられる。家電メーカーでは、主に家事男子に向けて、スマートフォンで操作する「スマート家電」を販売しており、12年頃以降は雑誌などで家事男を取り上げることも増えている。また、大分県消費生活・男女共同参画プラザでは、12年度より同県内からの応募作による「家事男川柳展」を開催している。

(2014-8-5)

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