室積半島(読み)むろづみはんとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「室積半島」の意味・わかりやすい解説

室積半島
むろづみはんとう

山口県南東部、周防灘(すおうなだ)につき出した小半島。光(ひかり)市に属する。峨嵋(がび)山が砂州本土につながった典型的な陸繋島(りくけいとう)。その西側は白砂青松の室積海岸で、キャンプ村や海水浴場として知られ、フィッシングパークもある。半島の東側は象鼻ヶ岬(ぞうびがさき)の鉤(かぎ)状砂嘴(さし)が延びて室積湾の天然の良港をつくる。国指定天然記念物の峨嵋山樹林の北麓(ろく)に海上信仰で知られる古刹(こさつ)普賢(ふげん)寺がある。

三浦 肇]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android