室町頭町(読み)むろまちかしらちよう

日本歴史地名大系 「室町頭町」の解説

室町頭町
むろまちかしらちよう

上京区室町通上立売上ル

室町通の両側町で、町名は室町通の北端の意。室町御所の地。

天文一五年(一五四六)一一月一八日に室町幕府奉公人が「上京室町頭」に禁制(室町頭町文書)を出しており、既にこの呼称があった。「親町要用亀鑑録」は町名由来にふれた後、「洞院太政大臣公賢公の貞和四年十月薨去、号中国殿館有て、光明帝此亭へ御幸の御事あり」と記す。

元亀二年(一五七一)の御借米之記(立入宗継文書)に「室町上町」とあり、上京立売組に属した。天正一五年(一五八七)には「上室町」で、天正二〇年には「室町頭上半町・下半町」と二町に分れた(上下京町々古書明細記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android