精選版 日本国語大辞典 「宣制」の意味・読み・例文・類語
せん‐せい【宣制】
〘名〙 (「制」はみことのり。みことのりを宣(のたま)う意) 宣命(せんみょう)を読み上げること。「諸聞食止宣(もろもろ聞きたまへとのたまふ)」のようなきまり文句で一段落し、諸臣の称唯(いしょう)(=承る者が「おお」と返事をすること)と再拝が行なわれる。但し、平安中期からは実際には読まず、ただ宣命使が宣命を少し開いて押合わせるしぐさをするだけとなり、続く称唯も略されて再拝拝舞のみとなった。
※内裏式(833)会「即宣命大夫降レ自二同階一、就二版位一、宣制云」
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