実覚(読み)ジッカク

デジタル大辞泉 「実覚」の意味・読み・例文・類語

じっ‐かく【実覚】

実際に感じられること。現実感覚
官能の―からはるかに遠からしめた状態」〈漱石・思ひ出す事など〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「実覚」の意味・読み・例文・類語

じっ‐かく【実覚】

〘名〙 実際に感じられること。また、その感覚。
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉二〇「官能の実覚(ジッカク)から杳(はる)かに遠からしめた状態であった」

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