宝船敷く(読み)たからぶねしく

精選版 日本国語大辞典 「宝船敷く」の意味・読み・例文・類語

たからぶね【宝船】 敷(し)

吉夢を見るように、正月二日の夜(古くは節分または除夜)、宝船の絵を枕の下に敷く。《季・新年(古くは冬)》
狂歌・大団(1703)三「鬼はなしたからぶねしく夜半なりと祝ふていもが腹にこそのれ」
[補注]「浮・日本永代蔵‐四」に「宝船(タカラフネ)を敷寝にして節分大豆(まめ)をも福は内にと」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android