安逸・安佚(読み)あんいつ

精選版 日本国語大辞典 「安逸・安佚」の意味・読み・例文・類語

あん‐いつ【安逸・安佚】

〘名〙 (形動) 気楽にのんびりと楽しむこと。何もしないで、ぶらぶら遊んで暮らすこと。また、そのさま。
※古活字本毛詩抄(17C前)一九「王功をないてちとも安逸せずして朝は早くをき、夜が深てねて」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「人を成就するものは、安逸に在らずして、勉奮に在り」
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下「安逸な日を送ってゐるのが」 〔孟子‐尽心・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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