安居山村(読み)あごやまむら

日本歴史地名大系 「安居山村」の解説

安居山村
あごやまむら

[現在地名]富士宮市安居山

沼久保ぬまくぼ村の北、富士川中流域左岸に位置し、西部は羽鮒はぶな丘陵で西に緩傾斜している。縄文時代の別所べつしよ遺跡や別所古墳稲荷塚いなりづか古墳がある。天正一八年(一五九〇)一二月二八日の豊臣秀吉朱印状(公文富士家文書)で「青山郷内別所村四石」ほかが富士浅間社(富士山本宮浅間大社)の社人公文富士氏に安堵されている。別所村は地内の別所付近に比定され、「青山」郷は安居山とみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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