守屋(読み)もりや

精選版 日本国語大辞典 「守屋」の意味・読み・例文・類語

もり‐や【守屋】

[1] 〘名〙
① きこりが山で労働する時に、寝泊りする山小屋
焼畑などを鳥獣の害から守るための見張り小屋。
[2] 謡曲。四番目物。廃曲作者不詳。物部守屋に追われた上宮太子を、きこりの老人が危ういところで助け、太子に守屋との戦いには寄せ手に加わるであろうといって姿を消す。のち、太子は日ごろ信心する春日明神の助けによって守屋を滅ぼす。

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