守一(読み)しゆいつ

普及版 字通 「守一」の読み・字形・画数・意味

【守一】しゆいつ

道家の修養法。心を専一にして神に通じる。〔荘子、在宥〕我、其の一を守りて、以て其の和に處(を)る。故に我、身を修むること千二百なるも、吾が形未だ常(かつ)(嘗)てへず。

字通「守」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の守一の言及

【丹田】より

…中国,道教に説く身体の部位の名。晋の葛洪の《抱朴子》では,両眉の間の3寸入った所を上丹田,心臓の下にあるのを中丹田,臍下(せいか)2寸4分にあるのを下丹田と呼び,この三丹田には,衣服を着,名前を持つ具象的な神である〈一〉が居り,この神を守ること,すなわち守一の道術が説かれる。北宋の中期ごろに起こった紫陽真人張伯端(987‐1082)の金丹道では,とくに臍下丹田が注目され,体内における不死の金丹の結実するところとされた。…

※「守一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」