守う(読み)まもらう

精選版 日本国語大辞典 「守う」の意味・読み・例文・類語

まもら‐・う ‥ふ【守う】

[1] 〘連語〙 (動詞「まもる(守)」の未然形に、反復継続を表わす助動詞「ふ」の付いたもの) 見守りつづける。じっと見つめている。
古事記(712)中・歌謡「楯並めて 伊那佐の山の 樹の間よも い行き麻毛良比(マモラヒ) 戦へば」
[2] 〘他ハ下二〙
① 見守る。じっと見つめる。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「目を放ち給はず、まもらへておはする」
② 守る。保護する。大事にする。
源氏(1001‐14頃)夕霧「宜しうなりぬる男の、かく、まがふ方なく、一つ所をまもらへて」

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