宇土翳村(読み)うどまぶしむら

日本歴史地名大系 「宇土翳村」の解説

宇土翳村
うどまぶしむら

[現在地名]松浦市志佐町しさちよう 笛吹免ふえふきめん

横辺田よこべた村の北に位置し、志佐川と支流の笛吹川が流れる。南西に高法知たかぼうち岳がある。江戸時代は平戸藩領で、志佐筋に属する。元禄一二年(一六九九)の平戸領分郷村帳に志佐村枝村として宇土翳村とみえ、高一五一石余で、ウトマブシの訓を付す。旧高旧領取調帳では横辺田村内と考えられる。のち笛吹免に編入され、同免の烏渡馬伏うどまぶしにあたる。地内の笛吹神社では毎年一二月六日に厄払豊作祈願のために大注連縄(長さ約七メートル、径約〇・八メートル)張りの行事を行うが、これは笛吹・日隠ひがくし・烏渡馬伏の集落が交替で担当する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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