子で子にならぬ時鳥(読み)こでこにならぬほととぎす

精選版 日本国語大辞典 「子で子にならぬ時鳥」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 で 子(こ)にならぬ時鳥(ほととぎす)

(ウグイス自分の子だと思って孵化(ふか)、養育したホトトギスの卵が、雛になると飛び去ってゆくところから) いつくしみ育てても、結局養い子実子ではないことのたとえ。
浄瑠璃心中宵庚申(1722)道行「鶯のすにそだてられ、子で子にならぬほととぎす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android