娯三堂古墳（読み）ごさんどうこふん

日本歴史地名大系 「娯三堂古墳」の解説

娯三堂古墳
ごさんどうこふん

[現在地名]池田市綾羽二丁目

五月（さつき）山南麓の標高一〇九メートルの一支丘上に築造された円墳で、基底部が判然としないが直径約三〇メートル・高さ約五メートルの規模が想定されている。明治三〇年（一八九七）頂部に築かれた竪穴式石室が発掘され、副葬品が取出された。石室は北東・南西方向に主軸をおく長さ六メートル余・幅一メートル前後の長大なもので、壁面には赤色顔料が塗布されていた。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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