姫野々村(読み)ひめののむら

日本歴史地名大系 「姫野々村」の解説

姫野々村
ひめののむら

[現在地名]葉山村姫野々

集落は新荘しんじよう川北岸のしろ山南麓にあり、新荘川下流は半山はやま村。郷帳類には「姫ノ野」と記される。村名について「土佐州郡志」は「伝曰、此村昔曠野人跡絶、此奥自姫之川化女夜々為行、故名村」と記す。中世、津野氏が城山山上に城を築き、その南麓に土居を構え、この土居を中心に集落が発達した。天正一六年(一五八八)の津野半山地検帳には「姫野」とあり、地積一〇町八反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android