姫神嶽神社(読み)ひめかみだけじんじや

日本歴史地名大系 「姫神嶽神社」の解説

姫神嶽神社
ひめかみだけじんじや

[現在地名]玉山村玉山 舘

玉山館跡の北側に位置し、祭神須世理姫命、旧村社。姫神山頂に祀られていたが、明治一〇年(一八七七)玉山観音堂跡の現在地に遷座した。「雑書」承応二年(一六五三)四月一〇日条に「岩手姫神」とみえ、盛岡藩主(三代)南部重直の病気平癒のための祈祷を行い、米二〇俵を付されている。同一八日条にも「姫神権現御湯立仕」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報