姦・奸・姧(読み)かんする

精選版 日本国語大辞典 「姦・奸・姧」の意味・読み・例文・類語

かん‐・する【姦・奸・姧】

[1] 〘他サ変〙 かん・す 〘他サ変〙 婦人をおかす。婦女貞操を奪う。
牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「爾(なんぢ)の妻を与へよ我これを姦せん」
[2] 〘自サ変〙 かん・す 〘自サ変〙 姦通する。不義の男女関係を結ぶ。
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語「唯だ法律といふ難かしい定規があって拠(よんどこ)ろなく親兄弟姉妹相姦(カン)せずにゐるが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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