姥竹(読み)うばたけ

精選版 日本国語大辞典 「姥竹」の意味・読み・例文・類語

うば‐たけ【姥竹】

〘名〙
① 新しいものを作る場合の見本とされる調子の整った尺八
※虎明本狂言・楽阿彌(室町末‐近世初)「そのいにしへの尺八竹の〈略〉うば竹の恋しさは、われながらうっつらにくや」
② 雪の重みなどで曲がった竹を老女にたとえていう語。
※俳諧・犬子集(1633)一「姥竹は老の鶯のねぐらかな〈徳元〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android