妙冲尼(読み)みょうちゅうに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「妙冲尼」の解説

妙冲尼 みょうちゅうに

?-? 平安時代前期,橘逸勢(たちばなの-はやなり)(?-842)の娘。
承和(じょうわ)の変により,伊豆(いず)へ流罪となった父につきしたがう。途中,遠江(とおとうみ)(静岡県)で父が没すると,埋葬地に庵(いおり)をむすんで尼となる。嘉祥(かしょう)3年(850)帰葬をゆるされ,遺骨をだいて京都にかえった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android