妖冶(読み)ヨウヤ

デジタル大辞泉 「妖冶」の意味・読み・例文・類語

よう‐や〔エウ‐〕【妖冶】

[名・形動]なまめかしく美しいこと。また、そのさま。妖艶。
「この生き物の―な姿に」〈谷崎人魚の嘆き〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妖冶」の意味・読み・例文・類語

よう‐や エウ‥【妖冶】

〘名〙 (形動) なまめかしくあでやかなこと。また、そのさま。妖艷
※徂徠集(1735‐40)一二・記松浦塩冶飫浦事「閨閤所習、姆師所誨、靡曼妖冶、殫思窮巧」
佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉一〇「或は妖冶の風に染み、或は負債の淵に沈み」 〔司馬相如‐上林賦〕

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普及版 字通 「妖冶」の読み・字形・画数・意味

【妖冶】よう(えう)や

なまめかしい。明・帰有光山茶〕詩 にして紅を開く (ひとへ)に白の中に在り 富貴ふと雖も 妖冶の容に非ず

字通「妖」の項目を見る

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