如ば(読み)ごとくんば

精選版 日本国語大辞典 「如ば」の意味・読み・例文・類語

ごとくん‐ば【如ば】

連語〙 (「ごとくは」を強めたもの) 遠まわしに仮定条件を表わす。…のようであるならば。ごとくならば。
平家(13C前)三「中宮御悩の御こと、承り及ぶごとくんは、殊更成親卿が死霊なんど聞え候」

ごときん‐ば【如ば】

〘連語〙 (「ごときは」を強めた語。「…のごときんば」の形で用いる) 遠まわしに主語を例示する。ごときは。
※日蓮遺文‐撰時抄(1275)「此経文のごときんば、法華経を一切経の頂にありと申」

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