奥村松山(読み)おくむら しょうざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥村松山」の解説

奥村松山 おくむら-しょうざん

1842-1905 幕末-明治時代の陶工
天保(てんぽう)13年生まれ。湖東焼の御抱え稽古(けいこ)人として幹山(かんざん)伝七にまなんだのち,明治9年に独立して,京都五条坂で製作をはじめた。彩釉(さいゆう)を研究し古伊万里,野々村仁清(にんせい)などの写しにたくみで,内国勧業博覧会などで受賞をかさねた。銘は「松山」で,松山焼とよばれた。明治38年1月10日死去。64歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身。名は安太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android