奥村博史(読み)おくむら ひろし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥村博史」の解説

奥村博史 おくむら-ひろし

1889-1964 大正-昭和時代の洋画家
明治22年10月4日生まれ。妻は平塚らいてう。日本水彩画会研究所にまなび,のち油絵に転じた。大正3年二科展で「灰色の海」が入選。指環の制作者としても知られ,昭和8年工芸部門で受賞し,国画会会員となった。昭和39年2月18日死去。74歳。神奈川県出身。著作に「めぐりあい」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の奥村博史の言及

【平塚らいてう】より

…青鞜社が新しい女の集団として非難されると,13年みずから〈新しい女〉と名乗り,古い道徳,習慣,法律を破壊すると書いた。14年画家奥村博史と同棲し,愛の共同生活をうたい,家族制度に従って夫の家に入籍することを拒んだ。大正時代は婦人問題評論家として活躍,18年与謝野晶子と母性保護論争を行い,20年には市川房枝らと新婦人協会を結成,婦人参政権運動を展開した。…

※「奥村博史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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