奚嚢(読み)けいのう

精選版 日本国語大辞典 「奚嚢」の意味・読み・例文・類語

けい‐のう ‥ナウ【奚嚢】

〘名〙 (「奚」はしもべ、「嚢」はふくろの意。唐の李賀従者錦嚢を背負わせ、詩ができると書いてその中へ投げこんだという「唐書‐李賀伝」の故事から) 詩文を入れておく袋。
五山堂詩話(1807‐16)二「風雪空添幾白鬚、奚嚢争得贏輸」 〔柳貫‐夜行渓谷間梅花詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android