精選版 日本国語大辞典 「奈河七五三助」の意味・読み・例文・類語
ながわ‐しめすけ【奈河七五三助】
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…4幕7場。作者は奈河七五三助(ながわしめすけ)。初演は1784年(天明4)5月大坂藤川菊松座(角の芝居)。…
…1782年(天明2)春江戸市村座,次いで85年5月大坂堀江角力場(中村粂太郎座)で歌舞伎化。大坂の折の作者は為川宗輔,筒井半二,奈河七五三助(ながわしめすけ)。以後,これも〈堀川〉の場を中心に人気の高い出し物となっている。…
…83年(天明3)10月の松貫四(まつかんし)作《内(うち)百番富士太鼓》は珍しく江戸の肥前座初演である。歌舞伎では1758年(宝暦8)3月江戸市村座の壕越二三治(ほりこしにそうじ)作《恋染隅田川(こいぞめすみだがわ)》や,73年(安永2)7月中村座の中村重助作《傾城片岡山(けいせいかたおかやま)》などが古く,上方では1808年(文化5)8月大坂角の芝居の奈河七五三助(ながわしめすけ)作《復讐高根鼓(かたきうちたかねのたいこ)》が決定版的な作品として知られ,その後もいくつかの作品が登場したが,現在はほとんど上演されない。【井草 利夫】。…
※「奈河七五三助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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