太平墨(読み)たいへいずみ

精選版 日本国語大辞典 「太平墨」の意味・読み・例文・類語

たいへい‐ずみ【太平墨】

〘名〙 墨の一種。松の根を燃焼させてつくった煤(すす)原料とした墨。下級の墨で、布などの染めや、筵(むしろ)印文などに用いる。太平。
※俳諧・毛吹草(1638)四「紀伊 〈略〉泰平墨(タイヘイズミ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android